燃料をつくる細菌

遺伝子組かえをした大腸菌に「プロパン」をつくらせる方法が開発された。


nature communications


2014年9月2日


私たちの電気の多くは、石油燃料などの化石燃料を燃やすことで得られている。
しかし、化石燃料などの埋蔵量には限界があり、このままでは200年程度ですべて使い切ってしまうとも言われている。そのため、持続可能な燃料の開発が期待されている。


フィンランド、トゥルク大学のカリオ博士らは、燃料となる天然ガスの成分であるプロパンを、大腸菌を使って合成することに成功した。プロパンは酪酸という物質から合成されてできる物質である。そこで博士らは、大腸菌に栄養源となる糖から酪酸を合成する酵素の遺伝子と、酪産からプロパンを合成するいくつかの酵素の遺伝子を組みこんだ。この大腸菌を培養すると、培養液に含まれる糖からプロパンを効率よく合成するようになった。
さまざまな燃料を大量に生物につくらせる研究が、今後重要になっていくだろう、と博士らは述べている。


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