2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

エアロゾルの間接効果は温室効果ガスの効果に匹敵するほど大きいらし

過去数十年にわたって観測されてきた北極域の海氷の減少は、 これまで温室効果ガスの直接的な影響によるものと考えてれてきた。 アメリカ、カリフォルニア大学サンディエゴ校のルービン博士らは、 アラスカの観測所で得られたデータをもとに、 さまざまな雲物…

幾何学センスは生まれつき?

一般的に人間は誰でも、 その言語能力や学校教育のいかんを問わず、 幾何学に関する直感的な感覚をもっているとされるが、 これまでなかなか検証できなかった。 フランス、フレデリック・ジョリオ病院のデハーネ博士らは、 南米アマゾンで外部から孤立して生活す…

がん遺伝子の一つが細胞内の呼吸に影響を与えることが分かった。

通常の細胞では、 酸素を利用する細胞内呼吸から主なエネルギーを得る。 一方、がん細胞は、 急速に増殖することで酸素不足にさらされる危険が大きい。 そこで、細胞内呼吸ではなく、 酸素を使わない「解糖」という代謝経路から主なエネルギーを得ること が知られて…

2億5000万年前におきた大量絶滅は、火山活動が原因という見方が

今から約2億5000万年前の古生代二畳紀末、 海洋生物の90%以上が絶滅した。 これは、生命史上最大の絶滅事件として知られている。 その原因については、隕石の衝突による環境変化説と、 シベリアでおきた大規模な火山活動による大気汚染説の 二つが有力視…

コーヒーにミルクを混ぜてしまっても、ある条件では元通りにできるら

コップが割れる、コーヒーにミルクを入れて混ぜる、 といった現象は、一度おきると元にはもどらない現象 だと考えられている。 映画ではフィルムを逆回しにすると簡単に元にもどせるが、 現実の世界では、不可能に近い。 アメリカ、カリフォルニア大学のパイン博士…

固体惑星の成長過程では、衝突だけではなく、すれ違いの影響も重要ら

惑星は原始太陽のまわりをまわるガスとちりの円盤の中でうまれ、 衝突合体を繰り返して成長したとされている。 惑星がまだ小さくて重力が小さい間は、 衝突することなくすれ違った場合に たがいにあたえる影響は小さい。 ところが惑星が大きくなると重力の効果が…