免疫細胞は病原体を探し出し、それに対処する仮定で
情報をやりとりしたり記憶したりする必要がある。
そこで以前から情報伝達のエキスパートである神経系の細胞と
似たメカニズムで免疫細胞も会話しているのではないかと
考えられていた。
免疫細胞同士が情報交換するために接触し、
その接点にタンパク質が集まる。
健康な細胞であり破壊すべきでないことの情報を
ナチュラルキラー細胞に知らせている。
このやりとりがない場合、ナチュラルキラー細胞は酸性の細胞小器官を
シナプスに差し向け毒液を注入して相手の細胞を殺す。
「日経サイエンス」から
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