立教大学の田淵真理助教授らは、
酢酸菌の培養条件を制御することで、
ナタデココ繊維の孔の大きさを調節して、
的成分と不要な成分を分離するフィルター作成した。
ナタデココから作られたフィルターは、強度が強く、有効なろ過面積が広いのが特徴だ。
次に、ガン遺伝子を解折する方法も確立した。
ナタデココの繊維を含む流路に血液試科を流す。
繊維の間を通過するとき、DNAの微妙な立体構造の違いで
移動速度が異なるため、遺伝子の違いが計測できる。
さらに、ナタデココ繊維を利用した光の集光技術によって、
検出感度を従来の6倍にまで高めることができたという。
科学月刊誌「NEWTON」から