炭素循環に大きな役割

前回の続き


ペラギバクター・ウビクエ(SAR11)はちっぽけな単細胞生物だが、
             海の炭素循環に重要な役割を果たしている。
 大量のSAR11が存在するため、
   海中の有機炭素の大半がこのバクテリアによって消費されている。
               大気中の二酸化炭素にほぼ匹敵する量だ。
   SAR11は水中の炭素を消費して、
     藻類の成長に必要な栄養を作り出し、
     その藻類は光合成によって二酸化炭素を酸素に変える。



     この量は、地球上で光合成によって作られる酸素の半分に上る。


月刊誌「日経サイエンス」から