やわらかさがかわる素材

ナマコのようにくりかえしかたさをかえる素材が開発された。


              Science2008年3月7日号



ナマコは、外皮の下にある「真皮」とよばれる部分のかたさを変化させることができる。
真皮は主としてコラーゲンの繊維からできており、コラーゲンの繊維どうしの相互作用によって、まわりのやわらかい組織も変化せていると考えていた。


アメリカケースウェスタリザーブ大学のカパドーナ博士らは、ナマコの真皮の組織構造にヒントを得て、水や薬品などの刺激に反応するさまざまな高分子の素材を開発した。
なかでも、ゴムのように伸び縮みする物質とかたい組織を組みこんだ新素材では、硬さが40倍も変化したという。


博士らは、手術時にはかたく、手術後に体内でやわらかくなる移植用の素材に利用できるかもしれない。とのべている。



サイエンス月刊誌「NEWTON」から



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