立体動画を持ち運ぶ

映像が飛び出してみえる携帯ディスプレイが実現するかもしれない


             Nature2008年2月7日号


従来の立体映像(ホログラフィ)技術は、空中に立体を映しだし、物が実際にあるかのように見せることができる。
しかし、立体映像を動かしてみせることはできなかった。


 アメリアリゾナ大学のタイ博士らは、約10センチメートル四方の立体映像ディスプレイを開発した。
まずはじめに、映したい物体にレーザー光をあて、反射した光をこの板に充てる。このとき、レーザー光が当たった部分が化学反応することで、板に物体の像がきざみこまれる。
そして投影用のレーザー光を板に当てると、空中に立体の像を投影することができるという。


博士らは、像のきざみこみと投影を1秒間に何度もくりかえせば、立体映像が動いているようにみせることができるだろう、と考えている。
 今回の成果は、医療の現場で患部を立体映像で観察するなど、映画以外にもさまざまな分野に応用できるだろう、と博士らはのべている


サイエンス月刊誌「NEWTON」から



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