生じた窒素の行方
人間の活動によって土壌に加えられた窒素は、川で取り除かれるらしい
nature2008年3月13日号
化石燃料や肥料の使用などで、地球の土壌に加わる窒素の量が年々ふえている。
このように人為的に生じた窒素(主に硝酸)は、河川を通じて海へと運ばれ、富栄養化などの問題を引き起こす。
ところが、海へと運ばれる窒素の量は全体の約20〜25%ほどで、それ以外の窒素は内陸に貯蔵されていることになるという。
アメリカオークリッジ国立研究所のマルホランド博士らは、アメリカやプエルトリコなど八つの地域における72の河川で、窒素の行方を追う実験を行った。
その結果、ほとんどの河川で、生物による硝酸の取り込みや硝酸を窒素ガスなどにかえる反応がおき、それによって窒素が水から取り除かれていることがわかった。
硝酸の濃度がふえると取り除かれる窒素の総量は多くなるが、効率は逆に悪くなることもわかった。
今回の結果から、河川への窒素の流入をコントロールする必要があることが明らかになった。と博士らはのべている。
サイエンス月刊誌「NEWTON」から
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