白金のかわりとなる材料

燃料電池は触媒として白金を使っている。
しかし白金は非常に高価であるため白金と同等の性質をもつ安価な物質が求められてきた。


アメリカデートン大学のゴング博士らは
窒素原子を添加し、垂直に並ぶように成長させた「カーボンナノチューブ」が白金に匹敵する触媒の機能をもつことを発見した。
窒素は炭素にくらべて電子を引きつけやすい性質を持つ。
そのためカーボンナノチューブ内の炭素は、窒素に電子をうばわれて正の電荷をおびるようになる。
するとそこに負の電荷をおびた酸素イオンがくっつきやすくなり、
そのため触媒としての高い性能になるという。
この研究結果は燃料電池を広く普及させるうえで非常に重要な成果だと博士らはのべている。
science2009年2月6日号
サイエンス月刊誌「Newton」2009年6月号



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