細菌で虫歯予防

世界を変えるアイデア


口内のミュータンス連鎖球菌は、糖をエナメル質を侵す乳酸に変えて虫歯を作る。


フロリダのオランジェニクス社は、遺伝子組み換え技術を用いて、糖を乳酸でなく微量のアルコールに変える新種の細菌を作り出した。


この新種の菌は天然のミュータンス菌と入れ替わり、永久に居座り続ける。


この最近を使った治療なら、一回行なうだけで、一生歯を守ることができるようになるかもしれない。現在、臨床試験を進めているところだ。


日経サイエンス」2010年3月号から