雷が地上に落ちたとき、地表は瞬間的に熱くなり溶融する。
この熱い部分が蒸気となりプラズマを形成し火の玉になると言われている。
イスラエル・テルアビブ大学のジャーヴィ博士らは
実験室で火の玉をつくることに成功した。
電子レンジから放出されたのと同じマイクロ波を、
一平方センチメートルの領域に集中させ鉱物に照射した。
鉱物の表面は瞬間的に高温になり、一部が蒸気となって火の玉を形成したという。
その大きさは3センチメートル程度で数十ミリ秒間ふわふわと電子レンジ内をただよった。
サイエンス月刊誌「Newton」から