植物か動物か、それが問題だ

       筑波大学の研究者が


           奇妙な生物「ハテナ」を発見
                     

               共生による生物種進化の謎に手がかり


       あるときは植物として光合成で生き、
          またあるときは動物となって餌をとらえる
   そんな不思議な海洋微生物が見つかった。
 生命進化では異種生物どうしの共生が進んで新たな種が
                      誕生すると考えられている。
 新発見の生物はその過程を解明する新たな手がかりになりそうだ。
 

   「ハテナ」と名付けられたこの単細胞生物
     筑波大学井上勲(いのうえ・いさお)教授と
      ポスドク研究員の岡本典子(おかもと・のりこ)氏らが
 5年前、和歌山の海岸で採取した海水を
              顕微鏡で調べていて偶然に発見した。
 その後、の研究を踏まえてScience誌2005年10月14日号に発表した。



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