アルコール依存に新対策?

ストレスに反応する神経系の研究をもとに、治療薬があ開発されるかもしれない


アルコール依存症は、公衆衛生上の大きな問題であり新しい治療法が必要とされている。
最近の研究ではストレスに反応する神経系のシステムを調べることで治療法が開発できるかも知れないと考えられている。


アメリ国立衛生研究所のジョージ博士らは、神経細胞に存在するタンパク質NK1Rに注目した。
NK1Rは、ストレスへの反応に関わることが知られている。NK1R遺伝子をもたないマウスをつくり調べると、アルコールをみずからとることが明らかに少なく、アルコールに対して弱かった。


さらに博士らは、アルコール依存症の患者に、NK1Rのはたらきをおさえる薬LY686017をあたえた。
すると、アルコールへの欲求がおさえられ、患者の状態は全体的によくなった。
LY686017のようなNK1Rのはたらきをおさえる薬は、アルコール依存症の治療薬としてさらなる研究の価値がある、と博士らはのべている。



月刊誌「NEWTON」から        Science 2008年3月14日号




「あがり症の解決法」 http://plaza.rakuten.co.jp/bhero/


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