セロハンテープからX線

粘着テープでエックス線 骨の透視撮影も可能

記事:共同通信社 提供:共同通信社
【2008年10月23日】


 市販のセロハンテープを勢いよくはがすと、瞬間的にエックス線が発生し、その強さは指の骨を透視撮影できるほどであることを米カリフォルニア大の研究チームが突き止めた。23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。


 物質の破砕や摩擦の力学的エネルギーが光に変わることがあり、この現象は「摩擦ルミネセンス」と呼ばれる。暗闇で氷砂糖を強い力でつぶしたり、今回のように粘着テープをはがしたりすると、閃光(せんこう)を発する場合があるという。

 研究チームは、真空装置の中に市販のセロハンテープを設置。モーターを使って毎秒3センチの速さで引きはがし続け、放たれる光だけでなく電磁波も計測した。その結果、電磁波はエックス線領域にまで広がり、非常に短い間隔で断続的に発生していた。このエックス線を使って指の骨を透視撮影することにも成功した。


 テープがはがれる際の動きは常に滑らかなわけではなく、ひっかかったり滑ったりを繰り返すため、発生するエックス線は断続的なパルス状になるとみられるという。



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