傷口に白血球が集まる働きがわかった

警報は過酸化水素


過酸化水素が白血球を集めるため、
      ゼブラフィッシュの傷口は早く回復する


動物が傷を負うと、傷口に白血球が集まってくる。
しかし、どのようなしくみで集まってくるのかは、よくわかっていなかった。
アメリハーバード大学ニートハンマー博士らは、
生物の体内で多様なはたらきをもつ「活性酸素種」の一つである過酸化水素に注目し、
実験を行なった。


博士らは、ゼブラフィッシュの尾びれに傷をつけ、
その周辺の過酸化水素の濃度を測定した。
すると、3分後に濃度が上昇しはじめ、20分後にピークに達した。
過酸化水素の濃度上昇と白血球が集まってくる時間をくらべたところ、
過酸化水素の濃度上昇の方が早かった。


このことから過酸化水素には白血球を集める働きがあると考えられた。
さらに博士らは、「Duox」という遺伝子がはたらいて、
このような過酸化水素の濃度上昇がおきることも突き止めた。


今回の発見は、生体内で過酸化水素が微生物の駆除以外の役割があることを
示したはじめての例である、と博士らは述べている
              nature2009年6月18日


「NEWTON」2009年10月号から



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